世界経済は今、同時に、しかし異なる方向へと動いている。 本書は、日本・米国・ユーロ圏という三大先進経済圏を対象に、成長率、インフレ、金融政策、労働市場、財政、為替といったマクロ経済の核心を、制度・構造の違いから比較分析する。 GDPや失業率といった共通指標は、国が違えば意味も異なる。 本書は、データと制度の両面から、これらの問いに実践的な答えを提示する。 マクロ経済を「抽象論」で終わらせず、為替、金利、株式、債券といった投資判断にどう結びつけるかまでを一貫して論じた、硬派な分析書である。 投資家、金融実務家、政策担当者、そして世界経済を構造から理解したいすべての読者に向けた一冊。
米国は高成長と高金利を維持し、欧州は統合と制約の狭間でもがき、日本は低成長の中で静かな構造転換を進めている。
なぜ同じインフレ率でも中央銀行の対応は分かれるのか。
なぜ米国の高金利は成長を止めず、日本の低金利は投資を刺激しなかったのか。
著者について:田代 恵一
マクロ経済、金融政策、為替・金利といった市場変数の相互作用を、制度・構造の違いから読み解くことを専門とする。金融機関および調査・分析部門での実務経験を持ち、抽象的な理論にとどまらず、データと制度設計の両面から投資判断・政策判断に接続可能な分析を行う。
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