時代を越えて鳴り響くブルースの心臓を持つ男エリック・クラプトン。少年期の孤独と喪失を糧に、ヤードバーズとジョン・メイオールを経て、クリームでロック史を書き換えた歩みを、一次資料と検証可能な年表でたどる決定版。名曲レイラに象徴されるデレク・アンド・ザ・ドミノスの昂揚から、MTVの歴史を塗り替えたアンプラグドの静かな激震まで、名演の裏側を音楽的な読み解きとともに立体化する。マーティン000-42が紡いだティアーズ・イン・ヘヴンの余韻、ステージ運用まで踏み込んだ分析で再現度を高めた。
本書の核は音と手触りのリアリズム。フェンダー・ストラトキャスターのブラッキーとブラウニー、ギブソンのレスポールやES-335、サイケデリック時代を刻んだSG The Foolまで、名器の仕様とサウンド設計をやさしく解説。さらにシグネイチャー・ストラトのTBXやミッドブースト、ヴィンテージ・ノイズレスの思想、ゴールドリーフの美学、クラッシュ1〜3のストリートアートが音に与えた効果を、実演での用例とともに可視化する。
章立ては読みやすさを最優先。若き日々の心理的肖像から六〇年代の社会背景、ヒッピー文化とスウィンギング・ロンドン、英国ブルースロックの胎動までを見取り図として提示。そこから名盤と名演を時系列に配し、レコーディング、ツアー、楽器選択、共演の相互作用がどのようにクラプトンという表現体を鍛えたかを、具体例で示す。ヤードバーズ、ブラインド・フェイス、クリームの爆発力、そしてロイヤル・アルバート・ホール連続公演の到達点。
物語を貫くテーマは継承と進化。B.B.キングやバディ・ガイへの敬意、ジョージ・ハリスンやジョン・レノンとの友情、ジミ・ヘンドリックスとの火花、クロスロード・ギター・フェスティバルでの世代横断の対話。ロックの殿堂三度殿堂入りという比類なき栄誉に至るまで、クラプトンがブルースの言語をいかに更新し、普遍へと押し広げたかを描く。
エリック・クラプトン 伝記 評伝 ギターヒーローを求める読者に向けた一冊。クリーム レイラ デレク・アンド・ザ・ドミノス 名盤の核心を解き明かし、アンプラグド マーティン000-42 ティアーズ・イン・ヘヴンの余情をもう一度体験できる。フェンダー ストラトキャスター ブラッキー ブラウニー、ギブソン レスポール ルーシー ES-335 SGの名器列伝で装備面の好奇心も満たし、ヤードバーズ ブラインド・フェイス 英国ブルースロックの歴史的流れを整理。ロックの殿堂 三度殿堂入り クロスロード・ギター・フェスの軌跡まで、クラプトンを丸ごと味わえる保存版だ。
――読めばプレイリストが更新され、ライブの鼓動が蘇る。音の記憶があなたの中で鳴り続ける。
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